耕畜連携・循環型農業の上望陀

「耕畜連携」

農事組合法人上望陀では、耕畜連携に取り組んでいます。
耕畜連携とは、米や野菜を生産している農家(耕)と牛や豚を飼育している農家(畜)が連携して農業生産を行なうことです。

図のように、農事組合法人上望陀から家畜のエサとなる稲わらなどを酪農家3戸からなる袖ケ浦稲わら生産組合に供給し、一方で家畜のふん堆肥を提供してもらっています。
このように資源を循環させることで環境に与える負荷を少なくする循環型農業を実現しています。


また、家畜ふん堆肥を施用することで土づくりを進めています。
この活動に取り組む前は、水田土壌内の養分が少なくなっていたため、堆肥散布などの土づくりによる土壌改良が必要となっていました。
ですが、堆肥の確保や散布方法などの課題も多かったため、土づくりの取り組みが実現できていませんでした。耕畜連携によって堆肥の散布による土づくりが可能となり、取り組みを始めた6年目以降からは、徐々に収量の増加や食味の向上などの効果がはっきりと現れてきました。


水稲の後作で栽培しているレタスなどの野菜の味もよくなってきています。
土づくりによっておいしいお米や野菜をつくることを目指して、今後も耕畜連携に取り組んでいきます。